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9年間一緒に住んだ破天荒おばあの話!
写真はこの前帰省したときのものです!どこでしょう!
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私の祖母は今年で85歳になる。今は認知症で自分の娘や孫の存在すら認識できていない。記憶が5秒と保たないので、会話は支離滅裂で同じ話を何度も繰り返しまくりあげる。
祖母は私のことを忘れたけど、私は祖母のことを忘れられない。なぜならとんでもなく破天荒おばあだったから。
祖母は大昔、看護師をしていたらしい。その後は家業の着物、宝石を販売していたが、いつの間にかマルチ商法やねずみ講にどっぷり浸かっていた。
私が小学生の頃、祖母が熱心に売っていたのは「希望の命水」だった。飲むとリウマチと癌が治るらしい。
私は酢水のように酸っぱくてまずい「希望の命水」を毎日飲まされていた。2リットル1万円する超高級水で、1日あたり50mlの摂取で効果がでるらしかった。お米の炊水にすると尚良いとか、水でリウマチが治るかっての。
今思えば笑い話だが、マルチのせいでかなり借金があったようで、祖母の娘である私の母は必死に後始末をしていた。
祖母は運転も豪快だった。
小学生の私はそろばん教室に通っており、日々祖母に車で送り迎えをしてもらっていた。
認知症の症状なのか破天荒からくるものなのか、運転中にお客さんから電話がかかってきたら交差点内だろうが関係なく、一時停止して電話をとっていた。
クラクションを鳴らされるなど日常茶飯事だった。
流石に免許返納をと思っていた矢先、運転中に警察に捕まり免取になった。
そんな祖母も徐々に認知症の症状が出始め、マルチのお客さんとの予定をすっぽかして大好きなパチンコを打ちに行くことが増えた。
母と私で市内のパチンコ屋さんを何軒も探し回り、一緒にお客さんに頭を下げていた。
※未成年がパチ屋の店内に入るのは良くないのでよい子は真似しないでね
余談だが、破天荒おばあは当然破天荒じじいと結婚する。祖父は祖母より破天荒なので、普段は精神病棟に入院していた。
時々、祖父の一時帰宅が許されており、私は祖父が帰ってくる日がこの世で1番大嫌いだった。怖いので。
夏休みのある日、家で宿題をしていると突然祖父が「金をだせ!」と騒ぎ出した。祖母が「家に金はない!」と一蹴すると、祖父は台所から包丁を持ち出して祖母に投げつけた。幸い大事には至らなかったが、もはや破天荒で済む話ではない。
話は現在に戻るが、祖母は私のことを一切覚えてない。大して悪ガキでもなかった私にやいと(※根性焼き)しまくったことも、私にまずい水を飲ませ続けたことも覚えていない。パチンコで負けまくってたこともマルチで借金まみれになって自分の娘に大迷惑をかけたことも覚えていない。
周りはたくさん苦しんだのに、本当に都合いいよなあ。
でも、おばあちゃんのことは大好きだったし、今でも大好き。正直人生で1番破天荒で楽しい時間だった。
おばあちゃんは何も覚えてないし、何もわからないだろうけど、私はずっと忘れないだろうな。
おばあちゃん、長生きしてね!!
ポエムでした!!!!!!!!!